富山県高岡市の伏木高校にて、COYA国際教養講座を行いました!
(学校のサイトの記事はこちらから)
今回のスピーカーは、現在ジョージワシントン大学に勤務するアメリカ人のジェーンさん。自らの経験を通して学んだ、異文化交流の魅力についてお話をしてくれました。
ジェーンはアメリカの大学を卒業後、台湾に留学した時、初めて日本人を含めた様々な国の人々と友達になったそうです。違う国の人々と日々を過ごすことで、新しい習慣、価値観に触れました。例えば、日本の友達がご飯を食べる時に、いつも 「いただきます!」と言っていたので、それを真似をしている内に、今でも、ご飯を前にすると「いただきます。」という言葉が頭の中にでてきて、作ってくれた人に感謝をする気持ちが自然と生まれるようになりました。
また、アフリカのガーナに半年間英語教師としてボランティアに行った時は、水道も電気も何の整った設備もない環境で、現地の人の生活を初めて経験しました。そこで気がついたのは、ゴミの収集システムが存在しないこと。先進国にいる時は、ゴミは捨てれば、次の日には自分の知らない場所にもっていかれます。でも、彼女の住んでいる地域にはそんな公共システムはなく、ゴミを穴に捨てれば、そこにただ積み重なっていきました。”If you throw a garbage away in a hole, it just stays there. It doesn’t just disappear like a magic” 現地の人々はゴミを捨てることを当たり前に思っておらず、自然に、あらゆるものを最後まで再利用する習慣ができていました。箱やペットボトルがあれば、現地の人はその最後の1ピースがなくなるまで、何度も何度もあらゆる方法で使います。「ゴミを捨てれば、それが魔法のように消えてなくなるわけではない。」ということを自分の目で見て知ったことで、今でも出来る限り、ゴミは作らない生活を心がけるようになったそうです。
そして、最後には、”A hammer is made to hammer a nail” という彼女の好きな慣用句と共に、自分がどんなことに情熱を持ち、何が得意なのか、それをよく観察して、自分の夢を見つけてください! と学生を応援してくれました。
学生からも「何カ国語、話せますか?」「日本のどんなところが好きですか?」「大学の勉強は大変でしたか?」「台湾でお勧めの場所や食べ物はありますか?」など、積極的に英語でたくさんの質問をしてくれました。
短い時間でしたが、ジェーンの国際的な経験を通して、多くの教訓を学ぶことができた授業でした!学生さんからは、「英語をもっと頑張ろうと思いました。」「ジェーンさんの夢が聞けて良かった。」「普段話ができない、海外の人と交流ができて嬉しかった。」と、温かいメッセージを頂き嬉しかったです。
今回のプログラムを授業で実現してくださった、伏木高校の先生方、本当にありがとうございました。
北日本新聞で取り上げて頂きました。雪の降る寒い中、朝8時過ぎからの取材ありがとうございました!
http://webun.jp/news/A220/knpnews/20121212/71725