11月16日に高岡高校で実施するCOYA講座に向け、今日は国際問題と国際貢献という大きなテーマについて話し合うことになりました。「国際問題」と一言で表現しても、トピックは限りなく多岐に渡り、自分たちが何から取り組めばいいのか、結局自分にできることがあるのか、ということが、実際に考え始めると最初の壁として現れたようでした。
今回の課題は、「国際問題」というテーマで、自分が感心のあるトピックを自分で選び、リサーチ結果と提言を英語でまとめ発表するというものでした。
具体的に「○○(水汚染/女性差別/貧困の問題など)のテーマ」について考えてください。と指示したほうが、やることが明確で戸惑いも無く、やりやすかったかもしれません。こちらも、生徒さんから何が出てくるか分からない状態で、心配もありましたが、5つのグループが提案したトピックは多様で、クラス全体にとって広い視点で国際問題を考えることができました。(各グループのトピック:ウナギの絶滅危機、女性の教育問題、難民受け入れ、発展途上国における医療、核の平和的利用)
国際問題が多岐に渡る中で、限られた予算と人的資源(時間)を有効に配分し、優先順位をつけて取り組むことの必要性を、自分たちの研究課題を選ぶ過程で感じてもらえたのではないでしょうか。
今回の講義では、いわゆる”国際貢献”に直接関わっている人ではなくても、社会で働く一人一人が、コミュニティと経済に安定をもたらし、目には見えなくても、世界の問題に貢献する基礎を作っているという、大きな全体像を先ず理解して、課題に取り組んでもらいたいという気持ちでお話をしました。
次回のクラスでの発表と海外講師とのディスカッションが楽しみです!