富山県高校生英語ディベート大会が開催され、富山県内の様々な高校から14チームが参加しました。私もディベートの審査員として参加させてもらいました。
今年のディベートテーマは、
The Japanese government should abolish nuclear power plants.
日本政府は,原子力発電所を廃止すべきである。是か,非か。
現在も、これからも私たちみんなが向き合っていかなければいけないテーマです。ディベートの方法は昨年のブログを参考にしてもらいたいと思います。ディベート大会ではテーマ関しての是非を自分の意見で自由に選べるわけではなく、両方の主張をリサーチに基づき論理立てて議論する必要があります。大会では、どちらの立場にたっても議論に勝つということが目的になります。今回私が感じたディベート大会参加の価値は、相反する2つの主張を研究し、理解し、自ら意見することで、違った考え方に対して理解を深められるということです。こうして自分の考え方の枠を超え、新しい発見を得ることは、普段私たちはなかなかできないことです。
ある試合の後、学生に講評をされた審査員の方が、「優秀なディベーターは、相手の話にしっかりと聞ける人です。」とおっしゃいました。そして、その講評を聞いた学生チームの次の試合に私は審査員として参加をしました。その学生チームは前の試合で受けたそのフィードバックをすぐに受け止め、次は敵のチームの意見を聞くことに集中している様子がすぐに見て取れました。そして、そのチームはその試合で見事に勝利。相手の議論のポイントに耳を傾けて初めて、説得力のある自分たちの主張ができる、ということを実感する試合となりました。そして、それをすぐに実行できた学生さんの吸収の早さと勇気に、とても感心をしました!
今回の優勝は富山国際高校の代表チームでした!コミュニケーション力の高いディベートで、この日に向けた、みんなの特訓の成果がベストディベーターの結果に繋がったのだと思います。おめでとうございました!優勝チームは12月に開催される全国高校英語ディベート大会に富山代表として出場となります。活躍を期待して、みんな応援しています!