大使に聞こう!プログラム終了後


代表で質問をした学生の感想

代表でルース大使に質問をした3人が、プログラムを通して感じたことを教えてくれました。

AIRIAIRI
・ルース大使は若い時に留学をしなかったことを後悔されているとのことでした。留学経験が国際社会で働くための良い要素になるとおっしゃり、積極的に留学をしたいと思いました。
・私の質問「留学生が減少している」に対して「とても心配している。」と思っていた以上に強くおっしゃっていたのが印象的でした。
・日本の同年代の子が、留学経験があり、流暢な英語を話している姿に刺激を受けました。
・私も富山のAmbassador(大使)になれるように、頑張ろうと思います。

RINRIN
・日本の生徒自らが、外に目を向ける意思を持つということが大切であると感じました。富山などの地方の学生が積極的に国際的な場で活躍が出来ると良いと思います。
・富山について好印象を持っておられてことが嬉しかったです。
・在日アメリカ軍基地について、この問題に真剣に向き合ってくださっていることが分かりました。
・ルース大使自身が留学しなかったことを後悔していると知り、自分の経験に活かしたいと思いました。

MIZUKIMIZUKI
・過疎化についての質問について、「東京や大阪のような都市は人気」と言ったら、「東京や大阪などにこだわる必要はない。」と大使におっしゃって頂いて嬉しかったです。また、ルース大使とお話をするチャンスがある時は、もっと時間をとってより具体的な質問がしたいです。
・とっても楽しかったので、次は是非、ルース大使に富山に来てもらいたいです!

 

参加した学生の感想からみる対話内容

1時間半に渡るアメリカ大使との交流が終了後、このプログラムを通して、学んだこと、感じたことをみんなで話し合いました。どんなプログラムの内容だったか、富山中部高校の学生が印象に残った点を教えてくれました。

プログラム終了後4
留学について
・日本の高校生が留学への関心を高めることが大切。地方の人も積極的に海外に目を向け、日本と海外の若者が更なる交流を進めることが、世界の問題を解決していく鍵となる。
・アメリカへの留学生の数は日本はかつて1位だったが、今では7位までに下がってしまった。例えば、あるアメリカの有名大学では中国人留学生が約600人、韓国人が100人、日本人が15人。改めて留学生の少なさを実感した。
・コミュニケーション能力をつけるには、外の世界にも目を向け、海外の人と交流し、世界を知ることが大切。
・TOMODACHIイニシアティブが、留学支援を行っている。積極的にそういったプログラムを自分で調べ、チャンスを手にいれることが大切。

富山(日本の地方)について
・ルース大使が富山を初め、日本の様々な場所や文化をご存知で驚いた。ルース大使自身が、富山のような地方の人々とも、どんどん関わっていきたいという姿勢でいらっしゃったので、私たち自身ももっと外国の方々と関わりをもつ姿勢が大切だと感じた。ルース大使が富山の世界遺産である五箇山に行かれたことがあるのが嬉しかった。
・地方や世界の問題に対して、自分がより良くしようという当事者意識を持ち、積極的に行動をすることが大切。
・富山については、ルース大使のSPが富山出身の人で、良く富山の話を聞いている。日本の地方は多くの良いところがあり、若い人々が自信を持って、各地方の大使となって世界にその魅力を伝えていくことが大切。

東北大震災について
・震災から12日後には石巻を訪ねられ、被害を受けた人々に対して強い思いを持ってくださっていた。これまでも何度も東北を訪ね、現地の人々と交流を重ねてこられた。復興は長い歳月がかかることであり、メディアでの報道が少なくなってからも、現地の人々との直接コミュニケーションを取り続け、彼らのメッセージを伝え続けることが大事と考えていらっしゃる。

コミュニケーション
・「人と人の対話」 の大切さを全てのメッセージで強調されているように感じた。
・ルース大使の英語が分かりやすかった。分かりやすく相手に伝えたいという思いが強かったからだと思う。
・私の英語の経験が未熟で、大使の言っていることがよく分からないこともあった。これからもっと英語を勉強をして語彙を増やしていきたい。

全体について
・テレビ会議やGoogle Hangoutを使ったことがなかったので、今回の取り組みはとても斬新なものに感じた。日頃私たちが耳にすることは、国内の意見がほとんどである。今回はルース大使という日米をつなぐ大切な役職につく方から話が直接聞け、とても新鮮だった。
・東北大震災、世界遺産、日本の文化まで、様々なジャンルのことを話し合ったので、もっと時間があれば良かった。
・米軍基地と留学についての話が印象的だった。沖縄の米軍基地については、複雑な問題だが、沖縄への影響を軽減することが重要であり、沖縄の人の意見に耳を傾け続けることが大切であると強調されていた。
・「若い世代が。」というフレーズが多く、私たち若い世代がどう動くか、どう世界に向かって行くかが重要だと感じた。