(海外事例)地域の教育サポート


“Once upon a school”

作家のDave Eggersは、親戚や友人の多くが先生で、普段から先生の学生への思いや悩みを聞いていました。その先生の悩みの一つが、一人で多くの学生を担当するため、一人一人にかけられる時間が限られていること。彼の知り合いの先生方の多くはこういったそうです。”What we really need is more perople, more, more bodies, more one-on-one attention.” 特に、アメリカにいながら英語が母国語ではない学生にとっては、一対一で丁寧に一緒に作文の宿題を見てもらえる時間はとても大切です。

一方、作家である彼は、他の作家や編集者など、”書く”事を職業とする人々のコミュニティも知っていました。職業柄、仕事の時間も自由な人ばかりでした。この学校とライター(作家)の2つのコミュニティを繋げることができれば、より多くの学生が英作文を書くためのサポートが得られるだけではなく、学生一人一人が More one-on-one attention が得られる、と考えました。

そこで、彼は作家や編集者の作業事務所に併設して、学生のためのライティングセンター(Writing Tutoring Center)を開設します。学生は学校の帰りに、ここで、英作文の個人サポートを得ることができるのです!こうしたサポートを通して、学生は作家から直接「書く」ことの楽しみも学びます。ついには、学生が書いたものを、まとめて編集し出版をするという一連のプロジェクトまで始まりました。この活動に賛同する多くのボランティアが全国で集まり、ライティングセンターは全米に広がっていきました。コミュニティのサポートにより、より多くの学生へのmore one-on-one attentionが実現されたとても素敵なお話でした。

「学校×○○」と2つのコミュティの連携がどんどんうまく機能すると、学びの可能性がどんどん広がりますね!学生に寄りそって、学生が求めているものを一番理解している先生から意見やアドバイスをもらい、もう一つのコミュニティが、課題解決や新しいプログラム発足をサポート。現場の先生に何が必要で、何が足りていないかを聞けば、正しい答えが見えてくる、とDave Eggersは言っています。

彼の場合は、自らのライターのコミュティを活かして、サンフランシスコから、学生の英作文をサポートする活動を開始しました。今、学校では学生の国際的視野を広げることが求められているかと思います。international COYAは、英語を話す人々のグローバルコミュティを活かし、富山の学校と世界で活躍する人々を繋ぎ、学生の国際経験の機会を増やすことを目指し、今後も努力していきたいと思います!