富山県立福岡高等学校の英語コースの学生を対象に、COYA国際教養セミナーを行いました!場所は、ウィング・ウィング高岡 生涯学習センター。
「この日が人生のターニングポイントになると思います。」
そう学生さんが最後に話をしてくれたのが、とても嬉しく、強く印象に残りました。
ただの外国語を使った交流ではなく「夢を見つける。」という意味について、みんなで改めて考える時間を持つことができました。
今回の海外からのゲストスピーカーは、Google(グーグル)ロンドン社に勤務するギリシャ系カナダ人のChris(クリス)さん。グーグルは、ヨーロッパ、北アフリカ、中東地域全体の本社がアイルランドのDublinにあります。研修中のクリスさんは、そのDublinにあるGoogle本社からインターネットを通してセミナーに参加をしてくれました。ビデオを通して見せてくれたオフィスは、モダンなインテリアと、たくさんの観葉植物で、とても過ごしやすそうな素敵な空間で、生徒さんからも「おー。」と思わず声が上がりました。
カナダで生まれ育ったクリスさんは、地元トロントで、自ら始めたマーケティングコンサルティング会社の事業に数年従事した後、次は、①自分の国の外に出ること、②世界的な大企業に勤めることを目標に、海外のビジネススクールに進学をします。そして、今年遂に、目標としていたグーグルの海外オフィスでのポジションを手に入れました!自分が情熱をそそげる仕事を見極め、夢の仕事を手に入れることは、簡単な道のりではなく、その過程で多くのことを学んだそうです。そんなChrisさんに、自らの経験に基づいて、主に以下の内容について、お話をしてもらいました。
☆ 成長するグローバル企業が求める人材像
☆ 人生を楽しみ、夢の仕事を見つけるための秘訣
夢の仕事を見つけることに関しては、Patient(忍耐強く)であることの重要性を強調しました。自分が何が好きで、どんなことを楽しいと思うか、それを先ず理解するために、何ヶ月も時間をかけたそうです。就職までに話をした人の数は50人以上に上るとのこと。インタビューの中で、特に印象に残ったChrisさんの言葉がこれでした。
“Don’t let others, your circumstance, or your society make a decision for you, because whatever you decide to do, you can make it happen.”
「自分の情熱を大事にし、実際に行動を起こしてください。そして、どの道に進もうとも、見守ってくれている家族や友人を大切にしてください。」と、学生にメッセージを送ってくれました。
インタビューの後は、学生が英語で直接、質問をしました。
「今までで最も印象に残った国はどこですか?」「人生で一番苦しかった時のことを教えて下さい。」「Googleに入ってからの、これからの目標はなんですか?」「夢はなんですか?」など、面白い質問がいっぱいでした!
「どうしてビジネスに興味を持ったのですか?」という質問には、意外な面白い答えが・・・。
学生の時に好きだったある有名サッカーチームのジャージをタイから安く自分のために取り寄せたら、周りも同じ物を欲しがったので、みんなにも売り始めたそうです。そしたら、そのジャージを欲しい、という人が更にどんどん増えていきました。こうした経験が、ビジネスに興味を持つきっかけとなりました。そんな小さなビジネスも、海外への注文、輸入、郵送、金額設定、とビジネスの基礎を学ぶものとなりました。また、ビジネスを通して、自分も、商品を売る側も、買う側もみんながハッピーになれることを感じたそうです。これからも、人を助け、喜ばせる気持ちを大切にしていきたい、と言っていました。
さて、私も最後に自分の経験を通して学んだ「世界で活躍する人の3つの視点」についてお話をさせてもらいました!連続の講義で疲れている中、みんな真剣に話を聞いてくれ、嬉しかったです!
参加してくれた福岡高校のみんなからのメッセージが楽しみです。
福岡高校の先生方、学生さん、楽しい時間をありがとうございました!